設立目的
ハワイアン・ミッションハウス史跡史料館は文化遺産を保存し、アメリカのプロテスタント宣教師や彼らの子孫の歴史を示し、これらの歴史を現在のハワイの文化や人々と結びつけ、ハワイの豊かな生活を形成してきた歴史に対する理解を深めます。
ハワイアン・ミッションハウス(HMH)は3棟から成っており、19世紀の建造物を再現した歴史的な書物を保管した史跡史料館です。3棟のうち2棟はハワイで最も古い建造物とされています。史跡史料館では19世紀のハワイの人々や文化を書物やウェブサイトを通して垣間見ることができます。様々な教育プログラムを通してコミュニティーとの関係を強くし、展示ギャラリーやギフトショップ等の向上につなげてきました。1965年にアメリカ合衆国国定歴史建造物として指定され、1972年以来、米国博物館協会により認可され、2010年に再認可されました。ハワイアン・ミッションハウスは非営利団体であるハワイアン・ミッション・チルドレンズ財団の商業名であり、1852年に設立されました。かつてはミッションハウス博物館として知られていました。
1821ミッションハウス(ハレラアウ)(1821)
元々の場所に建てられたハワイ諸島内で最も古い建物です。1820年に船によりボストンからケープホーン周辺を渡りハワイに運ばれてきました。そして1821年に建てられました。島の訪問者、宣教師の元で働く労働者と生活を共有した宣教師の家族によって共同住宅として使用されていました。
チャンブリアン・ハウス(ハレカマラニ)(1831)
元々の場所にあるハワイ諸島で2番目に最も古い建造物です。この建造物は宣教師への食料や物資の供給をしていたレビ・チャンブリアンに因んで名付けられました。
1831年、チャンブリアンは昔は貯蔵庫として使用されていたこの建造物の建造を請け負いました。チャンブリアンハウスはサンゴ礁の岩板から成っています。これらのサンゴは太陽により乾燥され、白くなり、チャンブリアン・ハウスを建造するために整えられ、組み立てられました。この場所からレビ・チャンブリアンはサンドイッチ諸島管轄の宣教師全体の支給額の計画をすることができました。現在では、ハワイアン・ミッションハウスの展示ギャラリーとして使用されています。
印刷室(ハレパイ)(1841)
チャンブリアン・ハウス同様にサンゴの岩板で建築され、1841年に完成しました。室内にはハワイに初めて運ばれた印刷機のレプリカが置いてあります。この印刷室は当時は宣教師の家族や訪問者の寝室の別館として建てられました。現在では、印刷室として展示されており、この場所では一番最初に建てられました。この一番最初に建てられた印刷室内ではハワイで最初の書物や資料等が印刷されていました。この展示ギャラリーではプロテスタント宣教師とハワイ原住民の共同作業による初めてハワイ語で印刷された書物や資料等が展示されています。1822年以前はハワイ語には文字がありませんでしたが、ハワイ原住民と宣教師の共同作業により、世代を超え、ハワイは世界で最も学識のある民族の一つになりました。
ハワイ概要見学ツアー
開催:毎週水曜午後3時
現地のハワイアンスタッフによる見学ツアー。宣教師と原住民ハワイアンの歴史、関係性について紹介します。
建造物見学ツアー
開催:毎週火曜午後3時
ハワイアン・ミッションハウス史跡史料館長であるニール博士による見学ツアー。ハワイアン・ミッションハウスや周辺の建造物について紹介します。
歴史スペシャルツアー
開催:毎週金曜午後3時
歴史スペシャリストのマイク・スモラによる歴史見学ツアー。19世紀のハワイアンと宣教師の歴史物語をお見せします。
ツアー参加費:$10
ハワイアンミッションハウス史跡史料館はアメリカ合衆国国定歴史建造物であり、米国博物館協会により認可されました。